用語と道具

作業でよく用いられる言葉、必要な道具、適した服装を紹介します。

用語

作業でよく使う言葉
  1. 米袋
  2. 俵(ひょう)
  3. ~俵椪(ひょうばい)
  4. マル検シール
  5. パレット
  6. ベルトコンベア
  7. フォークリフト

米袋(べいたい)

米を入れる紙袋、または米の入った袋のこと。また「袋(たい)」は「あと5袋(たい)」のように、数を数える単位としても用いられる。

俵(ひょう)

米袋を数える単位。1俵≒1袋。「もう1俵くれ」と言われたら1袋持って行けばよい。


本来「俵(ひょう)」とは「俵(たわら)」を数える単位です。俵とは藁(わら)で編んだ袋のことで、紙袋が流通するまでは当たり前に使われていました。1俵にはおよそ60kgの米が入ります。本来であれば1俵≒60kg=2袋となりますが、作業中に用いられる1俵はだいたい1袋のことと思ってよいでしょう。

~俵椪(ひょうばい)

米を積むときの1段の袋数のこと。「5俵椪」「7俵椪」のように用いる。また俵椪の代わりに足(あし)を用いて「5足」「7足」ともいう。


「はい」(または「はえ」)は漢字で書くと「椪」となり、椪とは原木や米袋を積み重ねたものをいいます。倉庫内もしくはパレットに米を積む際、ただ単に米を重ねていくだけでは不安定で崩れやすくなります。そこで、米袋を互い違いに組み合わせ、安定性を高めます。

マル検シール

米刺し(こめさし。米の成分検査)後に空いた穴を塞ぐためのシール。「○」の中に「検」と書かれているのでこう呼ばれる。

マル検シール米刺しの様子シールを貼った様子
マル検シール刺し具で米を抜き取る米刺し後の穴に貼る

パレット

物流に用いる、荷物を載せるための荷役台のこと。木製パレット(木パレ)合成樹脂パレット(プラパレ)、特殊な紙や合成樹脂でできたシート状のシートパレット(シーパレ)などがある。

※シートパレットに米を積む際は、シートの端(耳の部分)に米を載せないよう注意しましょう。


シートパレットを扱う際は、フォークリフトの前面に プッシュプル・アタッチメントを取り付けます。このアタッチメントでシートの耳を挟んで引っ張り持ち上げるため、ここに米袋が載っていると袋が破れてしまいます。

木製パレット合成樹脂製パレットシートパレット
木パレプラパレシーパレ

(Wikipedia「パレット(輸送)」参照)

ベルトコンベア

トラックから倉庫へ米を入れたり、倉庫からトラックへ米を移したりするときに利用する。平置きのもの(例1)と立体型(例2)を組み合わせて用いることも。重いので持ち上げたり移動させる際には注意。

平置き型ベルトコンベア立体型ベルトコンベア
ベルトコンベア(例1)ベルトコンベア(例2)

(Wikipedia「ベルトコンベア」参照)

フォークリフト

荷物を移動するための、前面にフォーク(鉄の爪)が付いた荷役自動車のこと。燃料タイプとバッテリー充電タイプがある。一般的なフォークリフトのほかに、リーチ式フォークリフト(プラッター)もよく見かける。

※走行中のフォークリフトに近付くことは大変危険なので、周囲の安全を確認しながら作業しましょう。


「プラッター」はニチユ三菱フォークリフト株式会社の登録商標です。

フォークリフトリーチリフト(プラッター)
フォークリフトリーチリフト(プラッター)

(Wikipedia「フォークリフト」参照)

必要な道具

筆者が実際に米運びに使った道具、役に立った道具を挙げると以下の通りです。

道具と持ちもの
  1. ゴム手袋
  2. 手首サポーター(手袋外れ防止)
  3. 腰サポーター
  4. 安全靴
  5. ヘルメット
  6. タオル
  7. 着替えのシャツ・ズボン
  8. ヤッケ・ウィンドブレーカー
  9. 飲み物

ゴム手袋

手袋は最重要アイテムです。黄色いイボの付いた軍手ではなく、ホームセンターや量販店で売っている「運搬作業用」などと書かれた、手のひら全面にゴムを貼っている手袋を購入しましょう。

黄色いイボのついた軍手ゴム手袋
× 一般的な軍手○ ゴム手袋

手首サポーター(手袋外れ防止)

作業中に手袋がずり落ちてくると、それを直すたびに集中力が下がり作業効率も低下します。しかし図のように手袋の上から手首サポーターを装着することで、手袋のずり落ちをかなり軽減することができます。手首サポーターは本当にオススメです。一番安いただのゴムバンドみたいなもので十分です。筆者はスポーツ用品店にて400円程度で購入しました。

手首サポーター装着例
手首サポーター手袋の上から装着

腰サポーター

腰サポーターがあると作業の負荷がだいぶ軽減されますし、腰痛予防にもなります。こちらもスポーツ用品店で購入できます。種類も豊富なので、ぜひ店頭でお試しください。下着の上から腰骨のあたりに巻き付け、マジックテープをしっかり伸ばして固定します。

腰サポーター装着例
腰サポーターマジックテープを引っ張りながら固定

安全靴

安全靴とは、つま先に硬い金属や樹脂が入っている靴のことです。ホームセンターや量販店では3000円前後で売られています。普通のスニーカーで作業しても構いませんが、作業で汚れますし、万一の場合には不十分な装備です。靴については特に指示されないかもしれませんが、自らけが防止に努めましょう。

ヘルメット

作業現場によってヘルメットの要・不要は異なります。必要な場合は貸し出されるはずです。視界は狭まるし頭は蒸れるし何かと煩わしいですが、自身の安全のためにヘルメットは正しく着用しましょう。頭にタオルを巻いておくとヘルメットがぐらつきにくくなります。

タオル

タオルはもちろん汗を拭くためにも使いますが、頭に巻いておくと顔に汗が流れてくるのを防ぐことができます。使い古して薄くなったタオルが結びやすくてちょうどよいです。1枚ないし2枚程度用意しましょう。

着替えのシャツ・ズボン

長時間作業していると全身が汗でびしょびしょになります。休憩時間に着替えられるよう、替えのシャツや作業ズボンを多めに持って行きましょう。

ヤッケ・ウィンドブレーカー

雨の日や肌寒い日には、ヤッケやウィンドブレーカーを羽織って作業するとよいでしょう。ナイロン素材のペラペラのもので十分です。必ず必要なわけではないので、必要に応じて購入しましょう。

飲み物

米運び作業は重労働ですので、大量の汗をかきます。休憩時間などのこまめな水分補給は欠かせません。水やお茶よりは体への吸収効率のよいスポーツドリンクをおすすめします。お弁当用の飲み物とは別に、500ml~1L分程度の飲み物を持って行きましょう。

適切な服装

筆者の米運び作業中の服装は、頭にタオル、ボロボロになった下着のシャツ、腰にはサポーター、作業ズボン、安全靴でした。冬場など、寒い時期には下着のシャツの上にヤッケを着ていました。

作業時の服装(例)

米運びの服装は作業しやすければ何でもよいでしょう。速乾性に優れたスポーツタイプのTシャツもよいでしょう。ただし、おしゃれをする必要はありません。髪の毛をセットして、コーディネートにも気を使い、米運び界のファッションリーダーを目指しても仕方がありません。懸命に米を運ぶあなたの勇姿に心ときめかせ、黄色い声で励ましてくれる女の子はいませんし、夜にはどうせ髪も服もぐちゃぐちゃになります。

現場により服装が指定されている場合はそれに従いましょう。

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